異方性拡散方程式に対する MGCG 法 建部 修見 小柳 義夫 東京大学理学部情報科学科 要旨 緩和法に高並列な Red-Black 対称 Gauss-Seidel 法を使う MGCG 法は, 異方 性の強い方程式に対しては MG 法と同様に収束が遅い. MG 法では収束を改善 するために semicoarsening を行うか, 緩和法に line relaxation を使用し ている. この研究では MGCG 法でもこれらの方法が有効であることを示すとと もに MGCG 法が robust な解法であることを示す.