プログラミング入門 I 演習

演習 4 ：配列と表の使い方 (2003年10月9日)

例題 1 : 2の倍数でも，3の倍数でも，また5の倍数でもない整数を求めるプログラム

このプログラムは，2から1000までの正の整数のうち，2の倍数でも，3 の倍数でも，また，5の倍数でもない整数を求めるプログラムである．
エディタを使って，このプログラムを作成し， ex4_1.c というファイルに保存しなさい．



#include <stdio.h>

int main(void)
{
  int table[1001];
  int i;

  for (i = 0; i < 1001; i++)
    table[i] = i;

  for (i = 2; i < 1001; i++) {
    if (i % 2 == 0) {
      table[i] = 0;
    } else if (i % 3 == 0) {
      table[i] = 0;
    } else if (i % 5 == 0) {
      table[i] = 0;
    }
  }

  printf("Answers = ");
  for (i = 2; i < 1001; i++)
    if (table[i] != 0)
      printf(" %d", table[i]);

  printf("\n");

  return 0;
}

cc -o ex4_1 ex4_1.c というコマンドを使って，プログラムをコンパイルしなさい．
./ex4_1 と入力してプログラムを実行させ，2の倍数でも，3の倍数でも，また5の倍数でもない整数が表示されることを確認しなさい．

例題 2 : 数表の縦横の和を求めるプログラム

このプログラムは，3 x 3の数表を読み込み，縦の和と横の和を計算するものである．
エディタを使って，このプログラムを作成し， ex4_2.c というファイルに保存しなさい．


#include <stdio.h>

int main(void)
{
  int table[3][3];
  int v_sum[3], h_sum[3];
  int row, column, k;

  printf("input table ");
  for (row = 0; row < 3; row++) {
    for (column = 0; column < 3; column++) {
      scanf("%d",&k);
      table[row][column] = k;
      v_sum[column] = 0;
    }
    h_sum[row] = 0;
  }

  for (row = 0; row < 3; row++) {
    for (column = 0; column < 3; column++) {
      v_sum[column] += table[row][column];
      h_sum[row] += table[row][column];
    }
  }

  for (row = 0; row < 3; row++) {
    for (column = 0; column < 3; column++) {
      printf("%d\t", table[row][column]);
    }
    printf("%d\n", h_sum[row]);
  }

  printf("%d\t%d\t%d\n", v_sum[0], v_sum[1], v_sum[2]);

  return 0;
}

cc -o ex4_2 ex4_2.c というコマンドを使って，プログラムをコンパイルしなさい．
./ex4_2 と入力してプログラムを実行させ，適当に 3 x 3 の数表に整数値を入力し，数表の縦横の和が出力されることを確かめなさい．
直接、キーボードからタイプして入力してもよいが、演習2の例題2でやったように、入力する数をファイルに作り、それをファイルを標準入力にしてやってもよい。例えば、エディタを使ってつかって、以下のようなファイルをつくり、 input というファイルに保存する(名前はなんでもよい)。
12 3 2 3 5 6 8 10 11
これを、 ./ex4_2 < input と入力することによって、標準入力から、このファイルの内容を入力することができる。この方法で、実行できることを確かめなさい。

課題 1

例題 1のプログラムを参考にして，2から1000までの素数を求めるプログラムを作成しなさい。

課題 2

例題 2のプログラムを参考にして、英語、国語、数学の成績表の平均点を計算し、出力するプログラムを作りなさい。ファイルには、最初に集計する人の人数、その後、各人の英語、国語、数学の点数の３つの数字が順に入力されているものとする。このファイルを標準入力から読み込み計算する。

例えば、以下の成績表

名前英語国語数学

A 50 10 70

B 80 80 70

C 90 95 50

D 40 20 10

E 80 20 60

F 30 40 90

に対応する入力ファイルは、以下のようになる。
6 50 10 70 80 80 70 90 95 50 40 20 10 80 20 60 30 40 90
このファイルを作り、結果を確かめること。

名前	英語	国語	数学
A	50	10	70
B	80	80	70
C	90	95	50
D	40	20	10
E	80	20	60
F	30	40	90

演習 4 ： 配列と表の使い方 (2003年10月9日)

例題 1 : 2の倍数でも，3の倍数でも，また5の倍数でもない整数 を求めるプログラム

例題 2 : 数表の縦横の和を求めるプログラム

課題 1

課題 2

演習 4 ：配列と表の使い方 (2003年10月9日)

例題 1 : 2の倍数でも，3の倍数でも，また5の倍数でもない整数を求めるプログラム